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福永武彦 ( フクナガ タケヒコ )

1918~1979年。1972年に日本文学大賞を受賞した『死の島』ほかで知られる作家であり、詩人であり、ボードレール研究の第一人者。ミステリー愛読者で、1956年、加田伶太郎名義で短編「完全犯罪」を発表する。その試みは短編一冊で終わったが、丸谷才一、中村信一郎との共著のエッセイ集『深夜の散歩―ミステリの楽しみ』もある。