熊谷達也 ( クマガイ タツヤ )
1958年宮城県に生まれる。東京電機大学理工学部卒業。中学校教員、保険代理店業を経て、1997年『ウエンカムイの爪』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年『漂泊の牙』で新田次郎文学賞を受賞、2004年『邂逅の森』で山本周五郎賞、直木賞を史上初のダブル受賞。自然と人間の共生を描いた作品のほか、『オヤジ・エイジ・ロックンロール』『バイバイ、フォギーデイ』など青春小説も手掛けている。宮城県気仙沼市をモデルとした架空の町「仙河海市」を舞台にした近刊に、『微睡みの海』『リアスの子』『ティーンズ・エッジ・ロックンロール』がある。(2015年6月4日現在)