弓・シャロ― ( ユミシャロー )
1938 年、東京・麻布鳥居坂に生まれる。曾祖父は東京慈恵会医科大学を創設した医師で、男爵の髙木兼寛。祖父は同じく男爵で東京慈恵会医科大学長の外科医。父は建築家。祖母は有島武郎・生馬の妹で、里見弴の姉。小学校から高校まで田園調布雙葉学園で学び、女子美術大学油絵科に進学。並行してセツ・モードセミナーでも学ぶ。1966年、渡仏。多くのアパレル会社のデザイン活動に携わる。結婚、出産、夫の海外赴任に同行したのち、フランスに帰国してからは『プチバトー』等の子ども服のデザインを行うほか、イラストレーター、ジャーナリストとしても活躍。雑誌『アンアン』のファッションイラスト・ルポは好評を博した。1986年、東京ブラウスより、自身のトータル婦人服ブランド「カランドリエ」を発足。1998 年にはヴァンドームヤマダのファッション・ジュエリーブランド「V deB」のデザインディレクターに。2004 年、65 歳を自らの定年とし、すべての仕事からリタイア。現在は1歳下のフランス人の夫との暮らしを楽しむ毎日。著書に、『パリが教えてくれたボン・シックな毎日』『100歳までパリジェンヌ!』(ともに扶桑社刊)がある。(2024年12月現在)