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澁澤龍彦 ( シブサワ タツヒコ )

1928~1987年。ジョルジュ・バタイユ、マルキ・ド・サドの翻訳、紹介者として知られる。1959年に翻訳出版したマルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』の性表現を理由に在宅起訴され、以後9年間いわゆる「悪徳の栄え事件」の被告人となった。博覧強記で知られ、美術評論や中世の悪魔学などの多彩なエッセイのほか、晩年は幻想小説に独自の世界を拓いた。