南原幹雄 （ ナンバラ ミキオ ）

1938年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日活に入社。1973年「女絵地獄」で第21回小説現代新人賞を受賞しデビュー。ダイナミックな物語に定評があり、『抜け荷百万石』、『天皇家の忍者』などの伝奇色豊かな作品から、『謀将直江兼続』、『名将大谷刑部』などの歴史小説まで作風は幅広い。〈付き馬屋おえん〉シリーズは、山本陽子の主演でテレビドラマ化された。『闇と影の百年戦争』で第2回吉川英治文学新人賞を、『銭五の海』で第17回日本文芸大賞を受賞。長年の功績が認められ第3回歴史時代作家クラブ賞の実績功労賞を受賞している。（2015年7月31日現在）