中村彰彦 ( ナカムラ アキヒコ )
1949年栃木県生まれ。東北大学文学部在学中に『風船ガムの海』で第34回文學界新人賞佳作入選(加藤保栄名義)。大学卒業後、文藝春秋社に入社、「週刊文春」、「オール讀物」などで編集者を務める。1987年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞し、1991年から作家専業となる。史料調査に定評があり、逆賊とされた人物の復権に力を入れている。1993年『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞を、1994年『二つの山河』で第111回直木賞を、2005年『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を、2015年に第4回歴史時代作家クラブ賞の実績功労賞を受賞している。(2015年7月31日現在)