池田重子 ( イケダ シゲコ )
大正14(1925)年、横浜の資産家の家に生まれる。幼少より第一級の美術工芸品や芸能に触れて養われた感性を生かして昭和51(1976)年、東京の目黒に「時代布と時代衣装 池田」を開店。明治以降のきもの類のコレクターとしても知られ、それらをコーディネートして展示した過去数回の「日本のおしゃれ展」はいずれも記録的な入場者数に達した。きものブランド「夢工房」「池田重子きものコレクション」デザインほか、古裂[こぎれ]を生かしたきもの創作も手がける。著書に『帯留』『袋物』『髪飾り』『池田重子 美の世界』(以上アシェット婦人画報社)、『池田重子きものコーディネート・冬のおしゃれ』(実業之日本社)ほか。(2009年4月28日現在)