筒井康隆 ( ツツイ ヤスタカ )
1934年、大阪市出身。同志社大学文学部卒業。1960年に弟たちと刊行したSF同人誌「」が江戸川乱歩に認められ、短編「お助け」が乱歩の手がけていた雑誌「宝石」に再録されたことで、本格的な文筆業を開始。1965年、初作品集『東海道戦争』を刊行。1981年に『虚人たち』で泉鏡花文学賞を、1987年に『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞を、1992年に『朝のガスパール』で日本SF大賞を、2000年に『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。2002年、紫綬褒章受章。代表作に、メディア化された『時をかける少女』『七瀬ふたたび』『パプリカ』『富豪刑事』や、『脱走と追跡のサンバ』『虚航船団』『残像に口紅を』『敵』『銀齢の果て』『ビアンカ・オーバースタディ』『聖痕』ほか多数。(2019年8月現在)