焼きもの作りのプロ。陶磁器を作って生計を立てる 陶 芸 家 |
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資格は必要ありませんが、まず代表的なケースとしては、代々つづく窯元(かまもと)をついでいる陶芸家です。これは、いわゆる一子相伝(自分の子どもだけに一番たいせつなところを教えること)で伝わってきた窯元です。 たとえば、有田焼の酒井田柿右衛門さんは現在14代目にあたります。こういう代々つづく窯元の後継者には、希望してもなることはできませんが、陶工として作品作りにたずさわる道はあります。 一方、明治以降、個人作家といわれる陶芸家たちが多数生まれ、その下で何人もの弟子たちが育ちました。 このばあいは、一般的には大学や専門学校の陶芸専攻学科などで基礎を学んだあと、修業時代をへて独立、つまり自分の窯場(仕事場)をもつことが可能です。 ひとくちに陶芸といっても、現在ではさまざまな分野があります。鑑賞のための陶器から、オブジェのような芸術作品、実用品の食器にしても和と洋があります。 今後は、ますますいろいろなタイプの陶芸家が求められるでしょうが、作った作品がどんなによくても、売れなければ、プロとしては生活していけないきびしい世界でもあります。 |
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『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。 |