司書の仕事は大きくいえば、図書館や会社の資料室で、本や雑誌、新聞などの資料を集めて整理し、利用者が読みたいものをすぐ見つけられるように手助けすることです。
ふつう図書館や資料室で働く人を司書と呼んでいますが、正式には、図書館法が定める公立図書館の専門職員の職名なのです。また、学校図書館で司書・司書補のような専門的な仕事をする人を、司書教諭、学校司書といいます。ただし、実際の図書館には、資格をもたない事務職員もたくさんいますし、その仕事も資格をもっている人と、もってない人ではっきり分かれているわけでもありません。ですが、最近では資格をもつことが必要とされてきており、事務職員に対しては、司書の講習を受けることがすすめられています。
司書の仕事は、本や雑誌以外にも、CDやビデオテープなどの収集もあり、すべてに番号をつけ、あとで探しやすいようにカードやコンピュータのディスクなどに記録します。
利用者の相談にのり、質問に答えることもたいせつな仕事です。たとえば、その図書館にはないものでも、どこに行けば利用できるかまで教えられるだけの知識も必要になります。公共の図書館では、読書会や映画会などの企画も司書の仕事となっています。
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