私たちにとって、もっとも身近で親しみやすい職業が先生という仕事かもしれません。
親は子どもを学校に通わせる義務があり、国や県、市町村には小学校を設置する義務があります。これによって子どもたちの教育を受ける権利が保障されているのです。
小学校の教育内容は、国語、算数などの教科と道徳、特別活動(学級会、学校行事)からなっていますが、小学校の先生としてもっともやりがいを感じるのは学級の仕事です。
小学校には、幼稚園から入学してきたばかりの1年生から、来年は中学生になる6年生までいます。そんな学級の子どもたちを担任としてまとめ、各教科の学習に向かっていけるように環境をととのえるのが学級の仕事です。一人ひとりの子どもを理解し、その成長をとらえ、必要なアドバイスをします。集団としての学級に、意欲的に学習に取り組む雰囲気や、たがいに助け合いはげまし合う連帯感を育てます。
きちんとあいさつをするといった基本的な指導から、教室内の整理、掲示物のくふう、学級通信の発行など、担任としての毎日の活動が、この学級経営なのです。
また、小学校には養護教員もいて、学校救急看護、集団健康管理、保健指導などにあたっています。 |