学校、病院からスポーツクラブまで。活躍の場は広がりつつある 栄 養 士 |
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私たちになじみの深い学校給食をはじめ、病院、老人ホーム、社内食堂などで、バランスのよい食生活を指導するのが栄養士の仕事です。 おもな仕事は、食事と健康との関係について適切なアドバイスをおこなう栄養指導と、食事そのものの調理にかかわる食事管理のふたつに分けることができます。 栄養指導は、たとえば保健所の栄養士なら赤ちゃんや成人が対象に、小・中学校の栄養士なら児童・生徒が対象に、病院なら回復を目指している患者さんが対象になり、それぞれに合わせた正しい食生活について指導します。 食事管理はこうした栄養指導の内容を具体的に献立にする仕事です。 病院なら高血圧や糖尿病の患者さんの症状を考え、学校なら子どもたちの発育を考えて栄養量を決め、さらに価格、季節感のある材料など、さまざまな面から献立を立てるのです。 給食を調理する人と協力して作ることも多く、一度にたくさんの量を作る技術も必要になります。 このほか、レストランなどで新メニューを考案することを仕事にしている栄養士もいます。 |
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健康ブームを背景に、栄養士を置く施設は増加傾向にありますが、それを上回る、年に2万人程度の新たな資格取得者があり、資格をもちながら栄養士として就職できない人もかなり出てきているのが現状です。しかし今後、食の多様化とともに栄養士の職場が広がる可能性は大いにあります。 |
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『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。 |