小学校の先生は、国語も社会も理科もひとりの先生が教えていましたが、中学校や高等学校の先生は、英語だったら英語だけと、自分の専門の教科を担当して、各学年、学級の生徒に授業をおこないます。
また、子どもからおとなにかわる時期でもあり、多感な生徒たちを適切に指導する必要もあります。
中学校、高等学校で教える教科には、国語、数学、理科、社会、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語、農業、商業、工業などがあります。中学校や高等学校の教員は、それぞれのもつ教諭免許状の種類に応じて、原則として、これらのうちのひとつの教科を分担します。
中学校、高等学校では、自分の専門の教科を教えるほかに、道徳や学級活動、生徒会活動、学校行事などの特別活動について指導したり、あるいは進路指導部、生徒指導部などの、それぞれの役割によって、学校運営に参加することも、中学校・高等学校の先生の大きな仕事となっています。
そのほか、先生には絶えざる研修が求められます。
教え方をくふうして、生徒一人ひとりに学習や学校生活に積極的に参加させることもたいせつな課題です。
また、中学校、高等学校には養護教諭もいて、学校救急看護、集団健康管理、保健指導などにあたっています。
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