人々の権利と生活を守る法律の専門家 弁 護 士 |
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私たちの法律上の権利や利益を守るのが弁護士の仕事です。弁護士があつかう事件には大きく分けて、民事事件と刑事事件とがあります。 民事事件を例にとると、A氏から自分の所有地に、Bが勝手に家を建ててしまった。抗議しても立ちのこうとしないが、どうしたらよいかと相談を受けると、弁護士は法律の専門家の立場からアドバイスをし、さらにA氏に交渉を依頼されれば、Bに対して立ちのきの交渉を始めます。Bがこれを拒否して、裁判に持ち込むことになれば、法廷でA氏に代わってその主張を法律的に展開し、争いの解決につとめます。 一方、刑事事件では、弁護士の活動は被告人の基本的人権を守り、罪を追及する検察側に対し、被告人の利益を守る立場に立ちます。被告人に会い、無実の可能性はないか検討します。このような問題のないときも、少しでも判決を有利にみちびくよう努力します。被告人がまずしくて自分で弁護士を依頼できない場合は、国から依頼された「国選弁護人」として弁護活動をおこないます。 このほか、契約書や遺言などの法律文書を作ったり、株主総会の運営の指導をしたりと、あらゆる法律上の処理が弁護士の仕事となっています。 |
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『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。 |