三秋縋さん6年ぶりの書き下ろし最新作『さくらのまち』9月26日発売!刊行記念著者エッセイ「あとがきに代えて」本日配信開始!
2024.09.24
株式会社実業之日本社(本社:東京都港区 代表取締役社長:岩野裕一)は、若い世代を中心に読者からの熱狂的な支持を誇る作家・三秋縋さんによる6年ぶりの書き下ろし最新作『さくらのまち』を2024年9月26日に刊行します。
また発売に先駆け、本作執筆の経緯を綴った刊行記念著者エッセイ「あとがきに代えて」を当社webマガジン「Webジェイ・ノベル」にて2024年9月24日より配信開始しました。
三秋縋さんは、2013年『スターティング・オーヴァー』で作家デビュー後、同年『三日間の幸福』は 30万部突破、16年『恋する寄生虫』は21年に実写映画化、18年『君の話』は第 40 回吉川英治文学新人賞にノミネートされ、著作の累計部数は80万部(電子書籍の販売数を含む)を突破しており、発表作品が次々と大きな話題に。繊細で透明感のある文体が、若者を中心に読者から圧倒的な支持を得ています。
待望の最新作『さくらのまち』は、自殺ハイリスク者に善き友人として寄り添い、自殺を阻止する役目を与えられた「プロンプター」と呼ばれる政府公認のサクラが存在する世界が舞台。一見、善意の存在であるプロンプターだが、主人公たちは偽りの人間関係を築くうちに、人の「本当」が見えなくなっていく—— 。現代の、痛く、悲しい罪を描く、圧巻の青春ミステリーです。
三秋さんが、サクラという設定について、コメントを寄せられました。
「サクラ」。何かに関心があるふりをする人。誰かに好意があるふりをする人。何かに価値を認めているふりをする人。もっとも空しい嘘をつく人、とも言えるかもしれない。そしてだからこそ、僕はサクラというものの在り方に惹かれてきた。とんでもなく空しいもののそばには、いつだってとんでもなく切実なものがあるからだ。 (三秋縋)
三秋縋さんが本作執筆の経緯を綴った刊行記念エッセイ「あとがきに代えて」はこちらから
◆読者、書店員さんの熱い思いに応え、前代未聞の3種類のカバーを展開!
本書は装幀を川谷康久さん(川谷デザイン)が手掛け、「通常版カバー」(装画/禅之助)、「紀伊國屋書店限定版カバー」(装画/禅之助)に加え、三秋縋さんの大ファンでもある書店員・竹田勇生さんがプロデュースした「紀伊國屋書店新宿本店プロデュース版カバー」(写真/Westend61:ゲッティイメージズ)の3バージョンのカバーを発売します。
「紀伊國屋書店限定版カバー」は、紀伊國屋書店の国内全店舗(洋書専門店を除く)およびウェブストアにて、「紀伊國屋書店新宿本店プロデュース版カバー」は、紀伊國屋書店新宿本店にて販売いたします。
様々な作品世界を表現するカバーをぜひ店頭にてご覧ください。
【通常版カバー】
装幀/川谷康久(川谷デザイン)
装画/禅之助
【紀伊國屋書店限定版カバー】
装幀/川谷康久(川谷デザイン)
装画/禅之助
紀伊國屋書店 国内全店舗(洋書専門店を除く)およびウェブストアにて販売。数量限定、無くなり次第終了です。詳細は下記リンクをご覧ください。
【紀伊國屋書店新宿本店プロデュース版カバー】
装幀/川谷康久(川谷デザイン)
写真/Westend61(ゲッティイメージズ)
紀伊國屋書店新宿本店にて販売。全国の書店さんでもお取り扱いが可能ですので、興味を持ってくださった書店さんは下記リンク先よりお申し込みください。
◆紀伊國屋書店新宿本店にて書店員×担当編集者トークショー開催!
9月27日19時より紀伊國屋書店新宿本店3階アカデミックラウンジにて、本書の編集を担当した高橋裕介さん(株式会社ストレートエッジ)と「紀伊國屋書店新宿本店プロデュース版カバー」をプロデュースした書店員・竹田勇生さん(株式会社紀伊國屋書店)によるトークショーを開催します。
『さくらのまち』の物語世界にまつわるあれこれや、完成に至るまでの裏話などを熱く語ります。
紀伊國屋書店新宿本店にて『さくらのまち』を購入いただき、当イベントにご持参くださいましたお客様には、イベント終了後、「三秋縋さん直筆サイン入りポストカード」をプレゼントしますので、奮ってご参加ください!
【日時】
2024年9月27日(金) 18:40開場 / 19:00開演
【会場】
紀伊國屋書店新宿本店 3階アカデミック・ラウンジ
【参加無料】
※お申込み方法など詳細は下記リンク先をご確認ください。
本書を対象の書店4チェーンでご購入いただくと、限定特典をプレゼントします!
・丸善ジュンク堂書店【B6サイズクリアファイル】
・TSUTAYA【TSUTAYA限定書き下ろしSS】
・三省堂書店【三省堂書店限定書き下ろしSS】
・未来屋書店&アシーネ【未来屋書店&アシーネ限定書き下ろしSS】
※SSはチェーンごとに異なる内容です。数量限定、無くなり次第終了です。ご予約は対象書店様へお願いします。
【書籍情報】
書名:さくらのまち
著者:三秋縋
定価:1980円(本体1800円+税)
発売日:2024年9月26日(木)
判型:四六判ソフトカバー
ページ数:304ページ
ISBN:978-4-408-53866-2
発行:株式会社実業之日本社
電子書籍版:9月26日配信予定
【STORY】
二度と戻らないつもりでいた桜の町に彼を引き戻したのは、一本の電話だった。
「高砂澄香が自殺しました」 澄香―― それは彼の青春を彩る少女の名で、彼の心を欺いた少女の名で、彼の故郷を桜の町に変えてしまった少女の名だ。澄香の死を確かめるべく桜の町に舞い戻った彼は、かつての澄香と瓜二つの分身と出会う。あの頃と同じことが繰り返されようとしている、と彼は思う。ただしあの頃と異なるのは、彼が欺く側で、彼女が欺かれる側だということだ。人の「本当」が見えなくなった現代の、痛く、悲しい罪を描く、圧巻の青春ミステリー!
【著者略歴】
三秋縋(みあき・すがる)
1990年、岩手県生まれ。2013年、『スターティング・オーヴァー』(メディアワークス文庫)でデビュー。繊細で透明感のある文体が、若者から圧倒的な支持を得る。『君の話』(早川書房)で吉川英治文学新人賞にノミネート。主な著作に『三日間の幸福』『いたいのいたいの、とんでゆけ』『君が電話をかけていた場所』『僕が電話をかけていた場所』『恋する寄生虫』など(いずれもメディアワークス文庫)。