出張相談!「海外パックツアーをVIP旅行に変える∞の秘訣」 第1回
2013.07.31
■旅先だけでもVIPになりたい。普段はただの人だもの。
そんなときこそパックツアー。誰と行きますか? 何で行きますか? 庶民の悩みは千差万別。この夏は「海外パックツアーをVIP旅行に変える101の秘訣」の著者・喜多川リュウ先生が、タイプ別VIP旅行実現に向けてワケアリトラベラーのお悩みに答えます。真夏の特別相談会、連続更新第一回目! 迷える旅人はこちらです。
「女子旅グループの幹事さん」
いつもの仲間ではやりの女子旅! みんなでわいわい、仲よく計画……と思いきや、気づけばみんな言い放題の好き放題、からの、微妙な気の遣い合いと譲り合い……。最終的な決定権やめんどうな手配は、すべて幹事のわたしにまわってきてしまいそう。楽しみだけど、胃が痛い……。大人数で女の子ばかり。行きたいとこもやりたいこともありすぎて、現地での予定は未定な雰囲気です。
大学生5人、女子の会。英語は日常会話ができる程度です。
●お悩み その1:こだわりランチ
Q:「ガイドブックに載っているお店より、現地で決めたい!」 もちろん同行するみんなの気持ちはわかるのですが、具体的にどうするのか、誰が探すのか……。いえいえ、みんなで探すんですけど……。現地で店を決めるときの判断基準はありますか?
A:「地元で評判の手頃なお店」を探す簡単なコツは、まず第一に“場所“で見極めること。目抜き通りや人通りの激しい場所にある、放っておいてもお客さんがやってくるような店は避けましょう。本当においしい店は“目抜き通りから一本奥”に! 地元客しかいない店も狙いどころ。店の外装、メニュー、雰囲気などをチェック。街をじっくり見て回る時間がないときは、ホテルマンに「ローカルレストランに行きたい」という旨を告げて、紹介してもらうのもいい案です。
●お悩み その2:防犯対策
Q:貴重品を管理するとき、ホテルのフロントって信用して大丈夫ですか? なにかあっても、私は責任をもてないので、みんなにも保管方法は押しつけたくはありません。とはいえやっぱり、安全な方法は知っておきたいのです。
A:一見安心そうに思えるホテルのフロントですが、実は結構トラブルがつきもの。パスポートの渡し間違い、スリ、盗難が少なくはありません。では、添乗員はどうやって貴重品を保管しているのかというと、活躍するのが自室のカギ付きスーツケース。財布を取られたという話はあれど、鍵をかけた部屋からスーツケースごと盗まれたという話は聞いたことがありません。
■タイプ別! とっておきの喜多川プラン
女性グループなら、グルメ、ショッピング、観光にリゾートと4拍子そろったタイ、ベトナム、マレーシア、バリ、香港、台湾などのアジア方面がおすすめです。
現地までの移動時間は、基本的に直行便で3~7時間程度。短期休暇を利用して3~5日もあれば満喫できます。いちばんの魅力は物価の安さでしょう。円安傾向にあるとはいえ、グルメやショッピングだけでなく、エステやマッサージなども日本の半額以下で豪遊気分が味わえます。
アジアは世界遺産も豊富。あちこち賢く見て回るには旅行会社のオプショナルツアーではなく、「現地発着ツアー」に参加することをおすすめします。宿泊ホテルで申し込むのでも構いませんが、最近は日本からでも出発前に申し込める現地発着ツアーのサイトがあります。言語はあえて英語を選ぶところがポイントです。これをすすめる理由は2つあります。ひとつ目は料金がオプショナルツアーに較べて安いということ、ふたつ目は他の外国人旅行者と相乗りになる可能性があるということです。それが何人になるかわかりませんが、多国籍の仲間たちとアジアをめぐる体験は、必ずや新しい出会いや発見、感動があることでしょう。
■先生推薦! 必携アイテム 「フレグランス・キャンドル」
外国のホテルに入ると、カビや芳香剤などの異様な匂いに閉口することがあります。そこで役立つのがフレグランス・キャンドル。旅の間は部屋を自分の好みの香りに変えられます。また、気圧ソックスや気圧タイツを履くことで、機内での足のむくみを軽減することができます。
ううーん、おつかれさまです、幹事さん。コツさえ知ればVIPになるのは案外簡単。夏はこれから! チャレンジ精神で、いってらっしゃーい!