失われた川を読む・紡ぐ・愉しむ 東京暗渠学 改訂版

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  • A5判256ページ
  • 2023年11月09日発売
  • 価格 2,860円(税込)
  • ISBN 978-4-408-65057-9
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失われた川を読む・紡ぐ・愉しむ 東京暗渠学 改訂版

内容紹介

暗渠とは、どんな存在なのか。何を内包しているのか。

いまから100年ほど前まで、東京には無数の川や上水路・用水路、運河や堀割があった。それらの大部分は失われたが、いまもなおその存在感を漂わせているところも多い。

本書は、暗渠(ここでは、流路の痕跡を含めてそう呼ぶ)を歩く形で紹介しながら、それぞれの暗渠に空間・時間・景観の三つの軸からアプローチして、体系的にその姿をひもといていく。

●90cm×60cmの大判地図が付属
・大正時代の地形図に現在の暗渠を重ねた地図
・土地の傾斜がわかる「傾斜量図」と暗渠の重ね地図

【主な内容】
●第1部 東京の暗渠空間…多層的なレイヤーと水路網の広がり
新川と大泉堀(白子川上流部)
鮫川~桜川
三田用水と分水路
仙川のあげ堀
前谷津川
葛西用水西井堀

●第2部 東京の暗渠史…水路網の形成と消滅
神田堀(竜閑川)・浜町川と神田大下水(藍染川)
指ヶ谷と鶏声ヶ窪の川(東大下水)
谷沢川
立会川とその支流
小沢川
三ヶ村用水

●第3部 暗渠に残る川の記憶と暗渠スケープ…失われた空間と時間への手がかり
神田川支流(玉川上水幡ヶ谷分水)
仙川を渡る三つの用水
狛江暗渠ラビリンス
練馬の谷戸の暗渠群
石神井川の源流を探して
白子川於玉ヶ池支流と幻の兎月園
麻布十番・六本木界隈
「清正の井」から流れ出す川と暗渠