編集者、それはペンを持たない作家である私は人間記録として、自分の感動を多くの読者に伝えたかった。

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シリーズ
  • A5判240ページ
  • 2022年06月30日発売
  • 価格 1,650円(税込)
  • ISBN 978-4-408-65015-9
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編集者、それはペンを持たない作家である

内容紹介

平成・令和のベストセラー編集者・柿内芳文氏推薦、
戦後最大のベストセラー編集者の名著復刊!

光文社の立ち上げに尽力し、『カッパ・ブックス』を始めとする100万部超えのベストセラーを次々に生み出した、ベストセラー編集者・神吉晴夫(かんきはるお)。彼の編集論が詰まった『カッパ兵法』が、令和のいま復刊されます。「編集者とは何ぞや」を問いかける珠玉の名作は、出版業界に携わる関係者必読の一冊。巻頭には、『嫌われる勇気』を始めとする100万部超えのベストセラーを出し続ける、ベストセラー編集者・柿内芳文氏によるインタビューが掲載されています。

【目次】
はじめに
復刊に寄せて 柿内芳文
読者へのあいさつ
ペンを持たない作家
 頬を流れる涙/母と子の愛情の記録/祈りと絶望のあいだ/殴りこみPR作戦/『少年期』に恋して

サルマタを脱いだ『人間の歴史』
 私は日本人が大好きだ/謎の硫黄島洞窟日誌/“イワシの頭”と闘ってきた学者/落語のようにおもしろい歴史/気狂い男の訪問/共感共鳴理論/くいつめもの史観/オチンチン同士の心中

松本清張さんと田舎まんじゅう
 小説ではメシが食えぬ/「点と線」問答/私だって人を殺すかもしれない/松本清張さんの生い立ち/コンプレックスという〈故郷〉/一匹狼の抵抗

金の卵かアヒルの卵か
 神吉晴夫を砥石にした男/はじめに読者〈お客〉の欲望がある/人生観の反射/才能も思想も商品だ/東大特別研究生・坂本藤良/夜あけの訪問者/落第坊主を模範生にする方法/“創作出版”とは、どうすることか/ベストセラーの条件

英語に強くなる法
 アメリカの辞典には日本語が書いてない/Vest Pocket Dictionary から教わったこと/ポケット辞典は食べるものではない/「雑誌王国」で敬遠された私/インドを放浪してきた青年/著者と編集者のたたかい/マスコミを沸かせる法/「よくなる」と「よくする」のちがい/一分間に一冊売れた本/社会現象としての光文社文化

創作出版とは何か
 プラスの恩人、マイナスの恩人/立地条件を生かす/アイデアマンを創り出すアイデアマン/ツンツルテンの着物をきた小母さん/裏街道を歩いた利益/パスツールの場合と私の場合/小さい性器を気にするな/欲望のつかまえかた/読者が参加する出版/よい読者が、よい本をつくる

カッパ誕生
「神吉さんは気が狂った」/小説出版社が見おとした小説/私の決定的瞬間/「カッパ・ブックス」誕生のいわれ/真珠王のホラ貝と私のラッパ

カッパの宣伝、販売術
 宣伝は私の自己主張だ/音痴がつくった童謡レコードの名作/ベストセラー作法の原型/アメリカ式宣伝術/欲望刺激問答/眠っているお客さまの眼を覚ませ/私の人生観の根っこにあるもの/広告作法の源泉/珍答迷答の続出/「宝石」売り出し作戦/返品促進部長/失敗の分析--科学的販売術

私の経営哲学
 電話セミナー/東京中心主義/人間の心の技師/コンパクト編集体制/自分を大切にする社員/エゴを持った人間の社会/花も実もある出版