「わが母 時実新子――母からのラブレター」書影

わが母 時実新子――母からのラブレター

安藤まどか ( アンドウ マドカ )

四六判 232ページ

2013年03月01日発売

価格 1,980円(税込)

ISBN 978-4-408-59382-1

在庫なし

没後6年、時実新子の手紙を娘・まどかが初公開

川柳作家でエッセイストの時実新子は文(ふみ)の名手でもありました。定例を嫌い、常に1対1。相手に向かってまっすぐに投げられた言葉は、愛とユーモアとウィットにあふれ、時に抱腹絶倒、時に大泣きさせて、数多の心をわし掴みにしました。なかでも長女であり、後に自らの主宰誌「月刊 川柳大学」の発行人にも恃んだ安藤まどかへの膨大な手紙や葉書、FAXには、エッセイでも語られなかった、もう一人の新子が生き生きと綴られています。「こんなこと、あんたにしかいえんもんねえ」ときに弱音、ときに強がってもみせながら、人生を、時代を、全力で走り抜いた一人の女性の普遍の真実。

没後6年。このたび、安藤まどか所蔵の手紙や葉書を初公開。新子珠玉の名句、娘まどかによる回想も交えながら、今なおファンを魅了し続ける時実新子の半生に新たな光を当てる一冊。

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