大阪城殺人紀行歴女学者探偵の事件簿

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  • A6判384ページ
  • 2015年06月03日発売
  • 価格 693円(税込)
  • ISBN 978-4-408-55236-1
    • 在庫あり
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大阪城殺人紀行

内容紹介

歴女 VS 豊臣の魔女!?

星城大学准教授の早乙女静香、川原学園講師・翁(おきな)ひとみ、聖シルビア女学院大学院生・桜川東子(はるこ)の歴女学者三人はいずれも美形。三人は史跡を訪ねて温泉につかり、ウォーキングを楽しむ「アルキ女(メ)デス」という会を結成していた。歴女学者たちは豊臣秀頼と妻の千姫に注目。秀頼は大坂の陣で、母の淀君とともに自害したとされ、家康の孫でもあった千姫は大坂城から助け出され、その後再婚したというのが定説であるが、両名のその後は様々な伝説に彩られていた。

第一話「姫路城殺人紀行」
姫路城近くの高校の井戸で、女子高生の絞殺死体が発見された。第一発見者は、同校の日本史教師・郁美だった。被害者をめぐる状況から、郁美に疑いがかけられた。郁美とひとみが友人関係だったことで、三人は事件に首を突っ込むことに。秀頼に続き、二番目の夫も亡くした千姫が淫乱だったという俗説があり、郁美もまた生徒たちから淫乱と噂されていた。事件は男をめぐる単純な争いなのか……?

第二話「大阪城殺人紀行」
大阪のスナック、<淀>のママ・秋子と息子の英仁は資金繰りに悩んでいた。そこへ秋子の内縁の夫から、貴金属店の金の延べ棒を盗む計画がもたらされた。その後貴金属店で金の延べ棒盗難事件が発生した。大坂へきた歴女三人は大阪城近辺を散策していた。近辺には秀頼の時代に埋められた金塊があるという。だが三人が金塊の代わりに発見したのは、秋子と英仁の死体だった……。

第三話「熊本城殺人紀行」
東子の運転手だった男が熊本で旅行会社<ベアーブック>を起業したが、転落死してしまった。一年後、歴女学者たちは、男の元妻、美千留を頼って熊本を訪れた。秀頼が大坂の陣の後も生き続け、熊本城にかくまわれていたという伝説のためだ。だが美千留は再婚のため東京へ行き、三人とはすれ違いになってしまった。だが歴女たちと事件はすれ違わず、<ベアーブック>女性社員刺殺事件に巻き込まれ……。

それぞれの事件推理終盤、三人が地元露天風呂につかって検討をすると、静香が叫ぶ「犯人がわかったわ!」。歴史トラベルミステリー三話収録、文庫オリジナル。