ツタよ、ツタ

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シリーズ
  • 四六判288ページ
  • 2016年10月14日発売
  • 価格 1,760円(税込)
  • ISBN 978-4-408-53694-1
    • 品切重版未定
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ツタよ、ツタ

内容紹介

わたしは、何者にもなれる。

千紗子という新たな名前を持つこと。
心の裡を言葉にすること。

自分を解放するために得た術が
彼女の人生を大きく変えた――

明治の終わりの沖縄で、士族の家に生まれたツタ。
父親の事業の失敗によって、暮らしは貧しくなるが、
女学校の友人・キヨ子の家で音楽や文学に触れるうち、
「書くこと」に目覚める。
やがて自分の裡にあるものを言葉にすることで、
窮屈な世界から自分を解き放てると知ったツタは、「作家として立つ」と誓う。

結婚や出産、思いがけない恋愛と哀しい別れを経て、
ツタは昭和七年に婦人雑誌に投稿した作品でデビューする機会を得た。
ところが、待ち受けていたのは、思いもよらない抗議だった……。
「幻の女流作家」となったツタの数奇な運命。

一作ごとに新しい扉を開く、『ピエタ』の著者の会心作!