表参道・リドルデンタルクリニック

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シリーズ
  • 四六判300ページ
  • 2015年07月09日発売
  • 価格 1,760円(税込)
  • ISBN 978-4-408-53668-2
    • 品切重版未定
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表参道・リドルデンタルクリニック

内容紹介

本邦初、現役歯科医が放つ歯科ミステリー!

表参道ヒルズのすぐ近くにある錦織デンタルオフィスは、錦織早苗院長以下、スタッフは全員女性という歯科医院。場所柄、芸能人やセレブ患者も多く、街の雰囲気とともに華やぎに満ちている。院長以外のもう一人のドクター、月城この葉はもの静かな知的美人。長い黒髪とFカップの胸、歯科医師としての腕に優れ、彼女目当てに通う男性患者も多いのだ。だがこの葉は明晰な頭脳をもって、患者をはじめ、様々な人間関係に隠された真実をつかむ、名探偵としての顔も有しているのだ。錦織デンタルオフィスの歯科衛生士・高橋彩女はそんなこの葉に憧れつつ、期せずして助手的な役割をつとめている。たとえば、以下のように三つの独立した事件に――。

症例(ケース)A 追われる女優
有名女優・緒川優子が患者としてやってきた。マネージャー・戸塚の管理が厳しく、どこへ逃げても彼女は行き先を突き止められてしまうという。今日も、事務所指定の歯科医に行くのが嫌で、マネージャーをまいて錦織デンタルオフィスにこっそり来たのだが、やはり戸塚が医院入口まで追ってきてしまった。マネージャーはなぜ彼女の行き先が分かるのか。治療を終えたこの葉は、謎が解けたと言いだして……。

症例(ケース)B 密室の心療内科医
彩女がつきあい始めた心療内科医・飯田橋を患者にむかえた。飯田橋は東日本大震災の被災地に勤務していた経験もあるせいか、ナーバスになることが多かった。その日患者が立て込み、治療個室で一人待たされていた飯田橋が、毒物により昏倒する事件が発生した。現場は出入りする者がいれば必ず目撃される状態、完全な密室だった。原宿署の平嶺刑事は完全にお手上げだったが、この葉は、当日いた別の来院患者や、故障していたエアコンといった、一見無関係なことに注目し始めた。

症例(ケース)C 推理する女性歯科医
平嶺刑事が、身元不明白骨体の顎骨を持ち込んできた。この葉は即座に遺体の生前の状況を突き止めた。この葉の亡父・月城葉太郎が法歯学者だったという血筋もあるのだ。この葉は遺体の身元に関心をもち、調べを進み始めた。すると、13年前に発生した女優の自殺、脚本家の失踪、葉太郎の医院の放火事件と、次々に奇妙な符合が出てきた。

――三つの独立した事件に、何かのつながりはあるのか。全編に張り巡らされた伏線を美人歯科医は見抜くことができるのか。