オーケストラがやって来たが帰って来た!

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  • 四六判256ページ
  • 2014年09月18日発売
  • 価格 1,980円(税込)
  • ISBN 978-4-408-11089-9
    • 品切重版未定
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オーケストラがやって来たが帰って来た!

内容紹介

ようこそ、音楽の森へ。

真の一流ほど垣根をつくらない。「ウエストサイド物語」でミュージックの金字塔を打ち立てたバーンズタインさながらに、ブルースやジャズなど、あらゆる音楽のことばをものにし、音符のお手玉で自在に遊ぶことができたのが山本直純という人だった。その神髄を存分に示したのが、映画『男はつらいよ』の主題歌だろう。雲ひとつない晴天を突如眼前に開いてみせる、鮮やかなオーケストラの前奏。ほろ酔いの寅さんを思わせる照れくさそうな足どりのメロディー。実際の映像以上に、映像を「見せる」のだ。そんな特色は、山本という人が、誰よりも時流に敏感だったことと無縁ではない。テレビやラジオで音楽が気軽に「配達」されはじめた時代に、映画やCMの音楽を量産。バラエティー番組でも売れっ子に。現代のお笑い芸人さながらに、山本は、自身をメディアという「るつぼ」へと投じてゆく。
――2014年5月26日付「朝日新聞」文化の扉 「はじめての山本直純」より

所詮、音楽家はテレビでしゃべったり、文章を書いて本をだしてみたところで、本職の音楽に比べたら大したことはない。百万語を費やして語っても、ワン・フレーズのメロディにはかなわない。この本を読み返してみて、やっぱり音楽だけやっていてればよかったと思った。謹んで諸先輩のご批判を乞うとともに、音楽を愛する読者諸氏に少しでも喜んでもらえれば幸いである。
――本書まえがきより。

音楽のすばらしさを教えてくれた直純さんからの、情熱と愛情溢れるオーケストラ談義と、名曲にまつわるエピソードのかずかず。ふだんクラシックに縁のない人をも芸術の森へいざなう。