内容紹介
直視せよ!
“バブデフレーション”で大格差時代が訪れる。
日本とグローバル経済の3年後はどうなっているのか。浜矩子が「座標軸分析」を用いて、経済の過去・現在・未来を読み解く。今を生きぬくための知と思考にあふれた1冊。
●持ちつ持たれつ転じて、一蓮托生あの世行きの日本経済
●「インフレ期待」が招く経済活動の沈滞
●TPPで分断の悲劇再び?
●点を打ち、評価し、推理を巡らし、実態を解明する
●座標軸から浮かび上がる「ユーロ消滅」の論拠
●「逆を向いて歩き出す」ときがやってきた
座標軸はウソをつかない!
【著者からのメッセージ】
「本書は、座標軸がつくり出すさまざまな座標平面を用いて、今日、我々をむやみにきりきり舞いさせるもろもろの経済事象の真相に迫っていくことを目的としています。このままどんどんまずい方向に行ってしまうのか。何とか、この悪い流れを食い止めることができるのか。我々が目指すべき理想郷はどこにあるのか……」
目次
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■序 章 「座標軸」だからみえてくる解~金融緩和で脱デフレははかれない
■第1章 座標平面づくりへの段階的接近法~「バラ色の国」はどこにある?
■第2章 「金融」と「財政」で地球経済と日本を読み解く
~大盤振る舞いで資本主義が再び暴走を始める
■第3章 「金融」と「通貨」で地球経済と日本を読み解く
~ニクソン・ショックから始まった奈落の底への一本道
■第4章 「通貨」と「通商」で地球経済と日本を読み解く~世界は切り刻まれ、分断されていく
■終 章 座標軸分析から3年後を読み解く~“バブデフレーション”で大格差時代が訪れる