古地図で訪ねるあの頃の東京
荻窪圭著(オギクボ ケイ)
A5判 144ページ
2024年11月21日発売
価格 2,420円(税込)
ISBN 978-4-408-65114-9
予約受付中
『昭和』の地図は、懐かしさと秘密がいっぱい! 約70×48cmの大判地図つき!
地形図とは異なり、さまざまな民間・公的情報が編集された、地図好き垂涎の「古い市販地図」。古道の研究家にして地図大好きな著者がコツコツ買い集めた、大正~昭和30年代の「古い市販地図」を読み解きます。中には「一瞬」だけ何かが掲載されている地図も! 転変激しい東京だからこそ見て楽しい、古地図の世界。
(主な内容)
●第1章 誰もが知る場所を古地図で見ると
麻布台…「台」ではなく「谷」だったころ
池袋…サンシャイン60と巣鴨プリズン
渋谷…電車も街も整理される前の猥雑な姿
新宿…昭和のデパート、令和のデパート
銀座…老舗と最先端が同居する「拡大」してきた町
六本木…戦後急速に人が集まった古い町
業平橋…東京スカイツリーと駅付近はあやかりがち!?
●第2章 今と異なる古地図の鉄道・駅
代田…短期間に頻繁に変わった鉄道路線図
学芸大学…学校名と駅名の関係
調布…調布駅が二つあった時代
●第3章 戦争の影響を色濃く受けた戦中・戦後の地図
淀橋浄水場…一時、草っ原になった!? 西新宿の変遷
十条・王子…かつて軍事施設があった町
丸の内…地図に描かれた敗戦後
●第4章 古地図で見る区界の謎解き
東京22区…5ヶ月に満たない22区時代の熱い想い
世田谷区…2年遅れて「世田谷区」となった千歳・砧
足立区・葛飾区…蛇行する区界はなぜそうなった?
●第5章 古地図に描かれた100年前の道路計画
震災復興計画…幅員72mの道路が作られるはずだった
淡島通り…環七通りにぶつかって終わり「だった」道路
環二通りと環四通り…長い眠りから覚めた計画