「未来を「編集」する」書影

未来を「編集」する シンクタンクAPIの実験

藤吉雅春(フジヨシ マサハル)

四六判 240ページ

2022年08月22日発売

価格 1,650円(税込)

ISBN 978-4-408-65036-4

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ジャーナリスト・船橋洋一氏が率いる民間シンクタンクAPI。
活動10年、各界のビッグネームが関わる組織が見たこの国の現在地と未来とは――。

私たちはどう未来を切り開いて行けば良いのだろうか?
現時点での結論は、言葉の再定義と「編集」にあるという。


本書は、アジア・パシフィック・イニシアティブが行ってきた十年間の実験を紹介しながら、未来をつくるための資金集め、組織づくり、人の集め方、テーマの調査研究、働き方など、マルチな生き方のための方法を紹介していきたい。これらを総称して「未来をつくりかえる編集技法」と言いたい。なぜ未来を作り変えなければならないのか。その答えをこれから本書で述べていこう
対象読者の想定は何歳くらい? と、よく聞かれるが、年齢は想定していない。中学生にも読んでほしいし、現役を引退した高齢者にも読んでほしい。なぜなら、対象年齢を決めてしまうのも古い考え方であり、未来をつくる生き方に年齢制限はないからだ。
(本書 はじめにより)

【目次】
プロローグ――未来をつくる秘訣は、まず言葉にあり

第一部 課題、難題、生きるための「コトの編集」
第一章 歴史的転換点の今こそ「全員、編集者」の時代
第二章 世の中の厄介なものを編集する

第二部 落とし前をつけるために「編集」する
第三章 危機感をもった人たちはどうやって集結したか
第四章 お金と組織の枠組みをつくる
第五章 インタビュー・検証による「落とし前」の手法
第六章 拡散力、巻き込み力、編集力
第七章 クリエイティビティ・イズ・モチベーション

第三部 仲間を増やして、コトを起こすには
第八章 新しい編集者像「プログラム・ディレクター」
第九章 「政策を民主化」する政策起業家とは何か
第十章 Like Minded(ライク・マインデッド)で世界を広げる

あとがき