「暗天街螺旋想記」書影

暗天街螺旋想記

壺也(ツボナリ )

A5判 242ページ

2024年05月23日発売

価格 2,420円(税込)

ISBN 978-4-408-64133-1

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「終わりゆくこの街を救うには
貴方の心臓(こころ)が要るのです」

暗天街――人間と妖が共存する閉ざされた島。孤島であり、ひとつの町。
外界との交信も途絶え、謎に包まれたこの街の真実を突き止めようと情報屋のジェン・サンベルンは双子の妹・ニアとリアを残して旅に出た。
しかし―――暗天街の謎と真実を探るうちに、触れてはいけない存在「人間問屋」に辿り着いたジェンは、街のあちこちで見かける、同じ容姿をした<郵便屋>の姿に変えられてしまった!
大切なものを取り戻すため、ジェンは再び試練に立ち向かう――。
街の真実がついに解き明かされるシリーズ完結巻!
奇天烈画家・壺也が幻想的かつ退廃的な香りが漂う絵で魅了するコミック&イラスト集!

<暗天街基本情報>
◆暗天街(あんてんがい)……物語の舞台である孤島。人間と妖が共存する混沌とした街。
◆妖(あやかし)……実体はないが存在する負の念の塊のようなもの。人に取り憑くことで人から気を吸い、活動する。
◆妖憑き(あやかしつき)……妖に取り憑かれた人間のこと。
◆情報屋……代々サンベルン家により、この街の出来事を記録する役目を担っている。
◆丹頂天使……哀れな一生を遂げた者を楽園へと連れてゆく天使。妖の一種ではないかと考えられている。