「リスクヘッジ」投資ガイド プロの手法に学ぶ“損を避けながら”儲ける本！

実業之日本社編（ジツギョウノニホンシャ ）

デフレ経済の深刻化に、イラク戦争の長期化予想など懸念材料が加わり、日経平均株価は3月31日、8000円を割り込んで引けた。４月、新年度に入っても先行き不透明感は払拭されず、個人投資家の不安心理は増幅するばかりだ。しかし、昨年来からの世界同時株安の中、下落相場を逆に利用して利ザヤを稼ぎ、運用成績を上げてきたのがヘッジファンドである。ヘッジファンドの投資手法でとくに注目したいのが、今や個人投資家でも少額の投資金額でできるリスクヘッジ投資「ペアトレード」だ。これは、株価サヤ取り手法とか株価スプレッド取引などとも言われる「売り買い両建ての投資手法」。このペアトレードは、基本的にマーケット全体の相場動向に影響を受けることなく、着実に利益を狙えるというメリットがある。
本書では、日経225種採用銘柄に着目。225の銘柄がそれぞれ、日経平均株価に対して強い銘柄か弱い銘柄かを分析。投資にはつきもののリスクをできるだけヘッジ(回避)しながら、ペアトレードで着実に利益を積み上げていこうというのが、本書の狙いである。