十津川警部捜査行 日本縦断殺意の軌跡
西村京太郎著(ニシムラ キョウタロウ)
新書判 286ページ
2014年11月07日発売
価格 902円(税込)
ISBN 978-4-408-60690-3
在庫なし
新人女性演歌歌手の殺害事件が、
音楽業界の暗部を暴き出す!
十津川班の日下刑事のもとに、北海道から友人の作詞家の堀井がはがきをよこす。大型新人歌手を売り出すために、北をテーマにした詩を作りに出かけていたのだ。ところがその堀井が北海道で行方不明になってしまった。そして起こった女性演歌歌手殺害事件。事件に堀井が関係しているのではと考えた日下刑事は、北条刑事とともに北海道へ向かう――オホーツク海を望む高台に建つ小さな墓標、そこに書かれた文字が、事件の真相を語る「北の空 悲しみの唄」。十津川警部が亀井刑事とともに警視庁の刑事殺人事件を追って雪の札幌へ飛ぶ「若い刑事への鎮魂歌(レクイエム)」。10年前の約束を果たすため必死の捜査を続ける十津川警部の姿を描く「事件の裏で」。アユ釣りの名人戦が行われる和歌山・龍神地区を舞台にした「日高川殺人事件」。東伊豆と沖縄を結んでの謎に迫る「初夏の海に死ぬ」など全5編を収録。