京都口無村殺人物語
秋月達郎著(アキヅキ タツロウ)
新書判 228ページ
2010年01月30日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-60591-3
在庫なし
喋った者には死が訪れる!
旧正月の3が日、くちを開いた者には災いが降りかかる……京都北部の村に伝わる奇妙な言い伝えを聞いた民俗学者の竹之内春彦は、さっそくその伝説の地・くちなし村を訪れた。ところが調査を進めていた春彦の前で、初詣客が何者かによって刺され、死亡。さらに数日後、今度はその女性を助けようとした磯部佳之美が謎の服毒死を遂げてしまう。ふたりとも禁忌を破り、正月にくちを開いていた。果たして、伝説が現代によみがえったのか!? ダム建設に揺れる真冬の山村で起きた連続殺人に、竹之内が挑む!