「京都柚子の里殺人事件」書影

京都柚子の里殺人事件 木谷恭介自選集

木谷恭介(コタニ キョウスケ)

新書判 260ページ

2008年12月10日発売

価格 943円(税込)

ISBN 978-4-408-60529-6

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宮之原警部に恋する三人の美女を巻き込む連続殺人

カタログ雑誌の編集長をしている椎名紗智に、京都の嵯峨水尾で開かれる「女流民俗学研究者の集い」への招待状が来た。ところが、現地におもむくと会は中止になっており、会場には京都のバーのママ平瀬玻奈子と、人形作家瑠璃川凌の二人だけがいた。三人には、過去に巻き込まれた事件を宮之原警部に解決してもらったという共通点があった。しかも、招待状の差出人は、手紙の発送される以前に殺されていたのだった……。京の「隠れ里」嵯峨水尾で企まれた完全犯罪は、宮之原に対する挑戦状か――!?