「致死海流」書影

致死海流

森村誠一(モリムラ セイイチ)

新書判 276ページ

2008年09月20日発売

価格 943円(税込)

ISBN 978-4-408-60517-3

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八丈島の海と山で殺された二人の女

犬吠埼の沖合で若い女性の溺死体が発見された。黒潮の流れから、事件発生は御蔵島と八丈島の中間当たりの水域と考えられた。そのころ八丈島で、八丈富士に向かった一組の若い男女が戻らないという連絡があり、島をあげての捜索の結果、女性だけが旧噴火口で絞殺されて見つかった。被害者の二人は同じフェリーに乗り合わせていたらしい。別々の場所で起きた二つの事件に、果たして関係はあるのか? 正体不明の男の行方は? 事件を追う刑事たちの執念の捜査は、やがてひとりの容疑者をあぶり出す。だが、その矢先第三の事件が!! 巧緻なアリバイと密室トリックを駆使した本格ミステリー!