「長崎キリシタン街道殺人事件」書影

長崎キリシタン街道殺人事件 木谷恭介自選集

木谷恭介(コタニ キョウスケ)

新書判 280ページ

2008年02月19日発売

価格 943円(税込)

ISBN 978-4-408-60484-8

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美術館巡りのツアーでオランダのアムステルダムを訪れた杉乃井翔は、飾り窓の黒人女性から歌麿の浮世絵を預けられた。日本の長崎にいる神父のところへ届けてほしいという。その翌日、ツアーの同行者だった女流画家の塩見素乃が殺人死体で発見された。素乃は歌麿の浮世絵に強い興味を抱いていたのだが、事件はそのことと関係があるのか? 捜査が進まないまま、歌麿の絵を携えて翔は帰国した。ところが、東京の六本木のマンションで、ツアーで一緒だったもうひとりの女性までが殺されてしまう。犯人の目的は何なのか? 翔が長崎へ向かうとそこでも殺人事件が待っていた……。