紅の殺人海溝 木谷恭介自選集
木谷恭介著(コタニ キョウスケ)
新書判 316ページ
2007年08月08日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-60453-4
在庫なし
北海道の東の果て、根室に近い霧多布の海岸で男の死体が見つかった。男は20年前の殺人事件の犯人として服役して病死した父親の再審請求に奔走していた。その再審請求の資料が盗まれていた。何者かに殺されたのか? 1ヶ月後、たまたま仕事で霧多布へ来ていた弁護士の宗像光生は、飲み屋のママ・雅代から再審請求の依頼を受ける。雅代は、死んだ男の婚約者だった。宗像が20年前の殺人事件を調べ始めると、奇妙な事実が次々と明らかになってきた。死んだはずの男が生きているらしいのだ。やがて、宗像の身辺に黒い影が迫る――。