京都丸竹夷殺人物語
秋月達郎著(アキヅキ タツロウ)
新書判 296ページ
2007年04月27日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-60431-2
在庫なし
京都のミニコミ誌の記者・千里は、京都の通りを取材中、堺町御池の交差点で奇妙なものを見つけた。みやびな雛人形の胸に貝裂き包丁が刺さったまま、植え込みの陰に置かれていたのだ。不審に思った千里は、民俗学者の竹之内春彦とともに人形の謎を調べ始めるが、その矢先、同じように胸に包丁が刺さった女性の死体が路上で発見された。さらに少し前にはひき逃げ事件が起きていたことも判明、どうやら奇妙な事件は京都に古くから伝わる“通り”の数え歌「丸竹夷」の歌詞に沿って起こっているらしい。事件はやがて恐るべき連続殺人へと発展する……!?