山頭火事件帳 古都萩・指月城址の殺人
川崎貴人著(カワサキ タカヒト)
新書判 232ページ
2006年09月29日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-60399-5
在庫なし
昭和14年冬、維新の歴史の町、山口県・萩市街を流れる松本川に倒れていた男。なにかの事件に巻き込まれたのか? 幸い命は取りとめたものの、身元がわからない。翌日、同じ萩市内、毛利輝元の墓の近くで、男が殺された。死体のそばには、山頭火の句が書かれた短冊の入った鞄が。どうやら、2つの事件には関連があるらしい。関与を疑われた山頭火は、林青年とともに萩に向かう――。