「四国松山殺人事件」書影

四国松山殺人事件 木谷恭介自選集

木谷恭介(コタニ キョウスケ)

新書判 312ページ

2006年06月17日発売

価格 933円(税込)

ISBN 978-4-408-60385-8

在庫なし

オンライン書店で購入する

愛媛県警の巡査が、東京・霞ヶ関の宮之原警部を訪ねてきた。ひと月前に松山・奥道後で起きた殺人事件の捜査協力を頼みにきたのだ。刺し殺されたのは、ミニ松山城と呼ばれる建物の持ち主。おどろおどろしい芝居絵の屏風に血しぶきが飛び散っていた。遺体の枕元には、犯人が残していったと思われる、わらべ歌らしい文章のメモが……。地元警察の捜査が難航し、迷宮入りになりそうだという。話を聞いた宮之原は、さっそく高知へ向かうが――。