「京都・城崎、怨嗟の殺人ルート」書影

京都・城崎、怨嗟の殺人ルート

金久保茂樹(カナクボ シゲキ)

新書判 240ページ

2006年06月30日発売

価格 943円(税込)

ISBN 978-4-408-60383-4

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京都の名門旅館「鍵屋」の板前補佐・松岡が自宅で殺された。偶然、鍵屋主人と打ち合わせをしていた旅行代理店「WTA」の調査員・秋月は、主人に頼まれて、独自に事件を調べることになった。殺された松岡は、老舗漬物店の長男に生まれ、一流料亭で料理長までつとめたほどの腕の持ち主だったが、酒癖の悪さから離婚し身を持ち崩したらしい。松岡の過去を探るべく、秋月は宮津にいる松岡の娘・香織を訪ねるが、なぜか香織の恋人・真司に追い払われてしまう。やがて松岡の周辺で、真司に似た茶髪の若い男が目撃されていたことがわかるが、その矢先、事件は思いがけない展開を見せる。書き下ろし旅情ミステリー。