南九州肥薩線、偽りの殺人ルート
金久保茂樹著(カナクボ シゲキ)
新書判 212ページ
2006年03月29日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-60368-1
在庫なし
大阪から南九州へ向かったWTAのツアー一行。二日目は、ダイナミックな風景とレトロな列車が人気の肥薩線<いさぶろう号>にのって人吉から吉松まで向かう予定だった。ところが集合場所の人吉駅に、メンバーのひとり、村田が現れない。しかたなく彼を残して列車に乗り込んだツアー一行が途中駅の大畑に到着したところ、近くの梅園で村田が殺されているのが発見される。事件調査を任されたWTAの調査員・秋月は、総合商社の水産部長である村田の周辺を探っていくうちに、食品流通にからむ黒い闇に気がつく……だが、彼が容疑者と見た男には鉄壁のアリバイがあった――!