「京都上賀茂殺人事件」書影

京都上賀茂殺人事件 禊ぎぞ、神の…

秋月達郎(アキヅキ タツロウ)

新書判 288ページ

2006年03月02日発売

価格 943円(税込)

ISBN 978-4-408-60364-3

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上賀茂神社境内を流れる楢の小川で、早朝、若い女性の死体が発見された。女性は、素肌に総絞りの振り袖をまとい、手に丹塗りの破魔矢を握らされていた。捜査を開始した京都府警の小比類巻ゆたかだが、そこへ被害者の母親が駆け込んできた。警察と名乗る男から連絡をもらったらしい。だが警察ではそんな連絡はしていなかった。ゆたかに助言を求められた民俗学者の竹之内春彦は、独自の視点で事件を調べはじめたものの、その矢先、こんどは下賀茂神社の小川で、若い女性が殺された――真冬の京都を紅に染める世にも美しい連続殺人――!!