葵の太平洋戦争
青山智樹著(アオヤマ トモキ)
新書判 216ページ
2006年02月17日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-60361-2
在庫なし
大正31年(1941年)、江戸城本丸で、徳川第17代将軍・家正の前に、政所奉行・東条英機が平伏していた。ハルノートの報告を聞いた家正は「このような侮辱、見過ごしにしては武士の沽券にもかかわる」と発言。そして「全軍に伝えよ。将軍は開戦の大命を発したと」。葵の太平洋戦争、開戦が決定した瞬間であった――存続した徳川幕府が米・英との太平洋戦争に挑む、という着想のもとに描かれた書き下ろし架空戦記。