祇王の涙 京都路奥嵯峨殺人事件
秋月達郎著(アキヅキ タツロウ)
新書判 436ページ
2005年05月30日発売
価格 943円(税込)
ISBN 978-4-408-60322-3
在庫なし
フィールドワークとして近江・鳥居本を訪れた民俗学者の潤一郎は、父親を捜す美咲という女性と出会う。失踪前に父が「鳥居本へ帰りたい」と話していたのだという。しかしそこには父親の影はなかった。さらに「鳥居」とつく地名を捜すという美咲と別れて京都に向かった潤一郎は、ふとしたことから殺人事件に巻き込まれてしまう。殺されたのは有名な香道家元の夫で、史学科名誉教授。事件を調べはじめた潤一郎は、奥嵯峨で思いがけない事実を知る……。全く別と思われた失踪と殺人――ふたつの事件を結ぶのは謎の言葉“ホサハ”――!