「関門・栃木、怨霊の殺人ルート」書影

関門・栃木、怨霊の殺人ルート

金久保茂樹(カナクボ シゲキ)

新書判 216ページ

2005年03月17日発売

価格 922円(税込)

ISBN 978-4-408-60316-2

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旅行代理店「WTA」の秋月は、平家ゆかりの地をめぐり、名産のグルメを堪能しようというツアー一行を率いて下関と門司を訪れた。ところが、向かった名所旧跡で奇妙な出来事が続く。まず、宿泊予定の「潮見亭」裏の防波堤に、着物姿のマネキン人形が漂着。また、濡れるはずのない辰岩と天疫神社の河童の像が、晴天にもかかわらずびっしょりと濡れており、さらに安徳天皇伝説が残る隠蓑では藁人形が見つかった。そしてツアー日程最後の夜、今度は本物の死体が「潮見亭」に流れ着いた! しかも犯人としてツアー客が疑われ、秋月が真相解明に乗り出すことに……。平家落人伝説の地で起きた殺人事件の真相とは!?