絶対国防圏を死守せよ!(2) マキン、タラワ争奪戦
高貫布士著(タカヌキ ノブヒト)
新書判 222ページ
2003年06月29日発売
価格 933円(税込)
ISBN 978-4-408-60227-1
在庫なし
開戦当初の、米国の油断に乗じて一気に戦線を拡大するという目論見が崩れ、すでに米国側も態勢を整え虎視眈々と反抗を狙っている今、無理な進攻策を避け国防圏内での戦いに持てる戦力を集中すべきであると考えた山本五十六は、聯合艦隊を再編。これによりミッドウェー海戦に勝利したばかりの第4艦隊は、4航戦、6航戦、7航戦の空母6隻を有する機動部隊となり、中部太平洋の戦域全体を担当することになった。折しも米海軍では、キング提督が陸軍の思惑に対すべく南太平洋艦隊のゴームリー中将にタラワ、マキン環礁の攻略を命じた。タラワを守備する第3特別根拠地隊の救援のため、新編制なった第4艦隊が勇躍出撃する――。