立山連峰殺人事件
梓林太郎著(アズサ リンタロウ)
新書判 226ページ
2003年02月16日発売
価格 922円(税込)
ISBN 978-4-408-60213-4
在庫なし
事件の発端は、雪洞に貯蔵しておいた食料を口にした登山パーティの一人が、青酸性の毒物によって急死したことだった。だれが、何のために、貯蔵してある食糧に毒物を混入させたのか? 単なる愉快犯のいたずらなのか、あるいは明確な意思を持った殺人事件なのか。豊科署の道原刑事が捜査に乗り出した。しかし、事件はさらに奇妙な様相を呈してきた。おなじ山岳仲間のパーティが、滑落事故に遭遇したのだ。この滑落死は事故なのか、殺人なのか。懸命の捜査が続く……。傑作山岳ミステリー。