帝都<切り裂きジャック>の殺人 江戸川乱歩の事件簿3
楠木誠一郎著(クスノキ セイイチロウ)
新書判 222ページ
2003年01月19日発売
価格 922円(税込)
ISBN 978-4-408-60206-6
在庫なし
昭和3年12月、「新青年」編集部に高橋と名乗る男から電話があり、横溝正史が受けた。「切り裂きジャック研究会」を友人と開いているのだが、仲間のひとりである植田が今になって切り裂きジャックの正体を知っていると言い始めた。ついては、その真偽を江戸川乱歩に確かめてもらいたい、というのだ。半信半疑のまま帝国ホテルに高橋に会いに出かけた乱歩と横溝だが、その矢先、ポケットに「切り裂きジャックに殺される」というメモを残し、植田が銀座のデパート屋上から墜落死。さらにデパートガールの死体が発見され、そこには“Jack The Ripper”の文字が――はたして本当に切り裂きジャックの犯行なのか!? 好評シリーズ第3弾。