旭光の艦隊、ニューカレドニア戦記(1)
林譲治著(ハヤシ ジョウジ)
新書判 192ページ
2002年04月18日発売
価格 922円(税込)
ISBN 978-4-408-60179-3
在庫なし
ドイツの電撃作戦により呆気なく降伏したフランスは、対独協調路線のヴィシー政権を樹立して、残された植民地の確保に執念を燃やしていた。そうした植民地のひとつ、仏印(仏呂インドシナ=現ベトナム)では、援蒋ルートと日本軍の駐留という複雑な事情を抱え、緊張感が高まっていた。一方日本は、アジアから南洋方面にある英・米・蘭の各植民地を、武力を行使することなく確保すべく画策を続けていた。そんな一触即発の緊張感が続く南シナ海で、日本の仮装巡洋艦「魅轟丸」が、イギリスの仮装巡洋艦「ロイガ号」に銃撃を受けるという事件が勃発する。米英の執拗な挑発に、はたして戦争は回避できるか!?