蒼天の艦隊(1)
菅谷充著(スガヤ ミツル)
新書判 240ページ
2002年01月17日発売
価格 922円(税込)
ISBN 978-4-408-60170-0
在庫なし
昭和十六年十一月二十六日、択捉島単冠湾に碇泊中だった日本海軍連合艦隊隷下の第一航空艦隊、及び第一艦隊所属の艦艇が、北太平洋に向けて出航した。空母「大和」をはじめとする総計四十五隻、搭載機は六百四十八機――日本海軍始まって以来の一世一代の大艦隊である。日本海軍は、かつての大艦巨砲主義を廃し、空軍化を進めていた。八隻の大型空母を擁する洋上の航空艦隊。陸攻を主力とする基地航空隊によって編成された地上の航空艦隊。山本五十六海軍大臣が立案し、育んだこのふたつの航空艦隊が、いまや海軍の中核であり、主力となっていた。人々は、それを<蒼天の艦隊>――と呼んだ。そして迎えた十二月六日、ミッドウェイ洋上でアメリカ太平洋艦隊と激突。ここに日米開戦の幕が上がった!!