決定版 冠婚葬祭入門 基本マナーと最新事情を網羅! これ1冊で安心!
一条真也著(イチジョウ シンヤ)
日本儀礼文化協会監修(ニホンギレイブンカキョウカイ )
新書判 256ページ
2014年04月17日発売
価格 880円(税込)
ISBN 978-4-408-59414-9
在庫なし
出産・誕生の祝いから葬儀の後始末まで
「冠婚葬祭」とは何か。結婚式と葬儀のみを指すのではありません。「冠」はもともと元服のことで、現在では誕生から成人までの様々な成長行事を「冠」としています。「祭」は先祖の祭祀を指します。追善供養、お彼岸、お盆などですが、現在では正月から大晦日までの年中行事を「祭」としています。
そして「婚」と「葬」。結婚式並びに葬儀の形式は、国により、民族により著しく差異があります。これは世界各国のセレモニーには、その国の長年培われた宗教的伝統や民族的慣習などの「民族的なよりどころ」というべきものが反映しているからです。文化の根幹にはいずれも「儀式」というものが厳然と存在します。孔子は「社会の中で人間がどう幸せに生きるか」ということを追求した方ですが、その答えとして儀式の重視がありました。人間は儀式を行うことによって不安定な「こころ」を安定させ、幸せになれるのです。その意味で、儀式とは、幸福になるためのテクノロジーといえます。
冠婚葬祭の基本ルールは変わりませんが、マナーは時代によって変化していきます。冠婚葬祭にもアップデートが求められます。基本となるルールが「初期設定」なら、マナーは「アップデート」です。本書は、現代日本の冠婚葬祭における「初期設定」と「アップデート」の両方がわかる解説書をめざしました。