猫は神さまの贈り物<エッセイ編>
谷崎潤一郎著(タニザキ ジュンイチロウ)
夏目漱石著(ナツメ ソウセキ)
木村荘八著(キムラ ソウハチ)
四六判 180ページ
2014年04月29日発売
価格 1,760円(税込)
ISBN 978-4-408-59411-8
在庫なし
本好きには、「紙」で読みたい本がある。
孤高を愛する人(と猫)のための、少しくせものな≪猫≫短篇集。
1982年発行の≪猫≫をテーマにしたアンソロジー『猫は神さまの贈り物』を<小説編>、<エッセイ編>に分冊。さらに新たな作品を追加し改訂復刊!
森茉莉、谷崎潤一郎、小松左京、木村荘八など、読書家垂涎の個性派作家たちが描く、一癖も二癖もある≪猫≫と、それを取り巻く少しあまのじゃくな人間たち。読後はまるで、心の深部を猫の舌でざらりと舐められたような、ひりっと不思議な味わい。
本改訂版では寺田寅彦や昭和初期の動物心理学者・黒田亮などの隠れた名エッセイを新たに収録。人気美術家・ミヤケマイの木版画によるカバーも美しい、頬ずりして愛でたくなる珠玉の2冊! 紙の本を読む楽しみを、まずはお手軽なソフトカバーで。
【収録作品】(掲載順)
■谷崎潤一郎 『猫と犬』『猫──マイペット』
■奥野信太郎 『養猫記』
■木村荘八 『我猫記』『私の猫達』
■寺田寅彦 『舞踊』
■大佛次郎 『お通夜の猫』『山寺の猫』『ここに人あり』
■豊島与志雄 『猫性』
■白石冬美 『桃代の空』
■吉行淳之介 『モテる系統のネコ』
■長部日出雄 『家なき猫たち』
■山本容朗 『ネコと戌年作家』『ネコ派』
■熊井明子 『私の猫がいない日々』
■夏目漱石 『猫の墓』
■中村眞一郎 『私の動物記・猫』『猫の災難』
■柳田國男 『猫の島』
■山崎朋子 『わが家のライオン』『猫の引っ越し』
■黒田亮 『猫にマタタビの誘惑』
■島津久基 『銀の猫』